さちくるグラフィックの板垣まるです。
イラストによって思いを見える化して、情報を効果的に届けるお手伝いをしています。
先日、オウンドメディア集客部のdaiさんにお誘いいただいて対談してきました!
テーマは「イラストレーターが独立に至ったきっかけと今後のビジョン」についてです。今回は、その対談内容を抜粋してまとめてみました^^
- イラストレーターになる方法を知りたい!
- 経験ゼロからフリーランスとして独立する方法を知りたい!
- イラストやデザインを活用して、お客様に対して効果的にメッセージを伝える方法を知りたい!
という方はぜひ読んでみてください!
スピーカー紹介
イラストレーター&デザイナー 板垣まる
「思いを描いて未来をつくる」をビジョンに掲げて活動中。複雑な内容を分かりやすく伝える要約スキルを活かし、商品紹介チラシや自己紹介イラストなども制作しています。HPはこちら。
オウンドメディア集客部 dai
個人事業主様・法人様にブログ・LINE・オンラインセミナーなどを使ってWEB集客や業務改善の支援をしている講師。食べることが生き甲斐で、リーマン時代、加工食品を作ってました。HPはこちら。
板垣まるとdaiさんの対談スタート!
オウンドメディア集客部のdaiさんとお話した内容を抜粋して記事にしてみました。
普通の会社員からイラストレーターとして独立!
今回、板垣まるさんと対談させていただきます。本日はよろしくお願いいたします!
簡単に自己紹介をお願いします^^
よろしくお願いいたします! お話しできるのを楽しみにしてきました^^
イラストレーター&デザイナーの板垣まるです。ただイラストを描ける人ではなく、情報を分かりやすく届けるためのツールとしてイラストやデザインを活用しています!
そもそも独立する前はどんなキャリアを歩んでいたんですか?
私は正規の輸入車ディーラーで2年ほどセールスとして働いていて、そこから結婚を機に退職しました。
コロナ禍まっただ中ということもあり、自分のスキルとマーケティング視点を勉強しながら、少しずつ現在の仕事に繋げてきました^^
そうだったんですね。決断をするのに勇気がいったんじゃないですか?
確かに決断は必要でしたが…
正直言うと「上手くいかなかったらまた別の仕事を探せばいいんじゃないか」と思っていました(笑)
自分で頑張って独立してみて、「ダメだー!」と思ったとしても何かしら仕事はできるんじゃないかなと思ったんです。
まだ20代ということもあり、パートでも仕事はできるし、就職先もどこかしら見つかるだろうという若干楽観的なスタートを切りました(笑)
僕も全く同じ意見です!(笑)
一生懸命やってみて、ダメだったらなんとかなるかな、みたいな感じでした。
daiさんもそうだったんですね!
でも今はWEB周りの専門家という感じでバリバリやられていてすごいですよね^^
そんな感じで、とにかく自分を信じてやってみようと思って、私もチャレンジしたという感じでした!
そこから独立をされて、現在2年目のフリーランスとしてイラストレーター&デザイナーとして活動しているということですね^^
板垣さんのホームページを見た時に「思いを描いて未来をつくる」という言葉が印象的でした。そこにはどういった思いがあるんでしょうか?
私がやりたいこととしては、ただ「雰囲気があるイラストが描けます」「可愛いイラストが描けます」ということではないんです。
独立準備の段階で、個人事業主やフリーランス志望の方々とお話しする機会が多々あったんですが、そこでイラストを生かしたある取り組みをやってみたんです。
ある取り組み、ですか?
はい。お話を伺っている時に、その内容をリアルタイムでイラストにしていったんです。そうするとすごく喜んでもらえたんです!
話し手の感情を色で表してみた時に、「そっか、だから私はこう感じたんだ」「だから私の活動の根本にはこんな思いがあったんだ」ということに気づいてもらえることがあったんです。それが私にとってもすごく印象的だったんですね。
イラストってただ綺麗とか可愛いとかいうものではなくて、人の思いを描き出して、現実に写し出すことができるんだな、ということに気づかせてもらったんです。
そういう経験を経て、そんな活動をもっともっと広げていきたいなぁと思ったんです。そこで「思いを描いて未来をつくる」という言葉に行きつきました^^
もともと板垣さん、言語化能力高いですもんね!
僕自身も2年ほどお仕事を一緒にさせていただきましたが、人の話を聞いて言語化したりデザインに落とし込む能力がすごく高い方だなぁと感じてました。
ご自身でもそういうスキルに気づいていたんですか?
全然気づいてなかったんです!(笑)
daiさんをはじめとした、たくさんの方にそういっていただくことが多くて、それからうっすら実感が湧いてきたという感じです(笑)
恐らくですが、私は自分自身の考えを口に出すことに苦手意識があったんです。そういうこともあって、最初は自分の考えを補助するためのツールとしてイラストを使っていたんです。話の流れを吹き出しと矢印で描いてみたり、喜んでいる様子を表すときは笑顔で飛び跳ねているキャラを描いたり。
色合いやブラシの変化で感情を表すこともすごく便利なんですよ。暖かい気持ちを表現したい時には水彩調でオレンジ色を使ってみたり、どんよりした気分を表すときはにじんだブラシでぐるぐると渦巻を描いてみたり。
そうやって、最初は自分の感情や思いをイラストで表現していったんです。
ですが、だんだんと実感が湧いてきたことがあって、人の話を聞いて要約したり言語化するのは結構楽しかったんですよ。そういうことを続けていたら「すごいスキルだよ」「さすがまるちゃん!」みたいな感じで評価してもらえることが増えていきました^^
確かに、自分のことを客観的に見るのは難しいですよね。ですが、お客様の話は客観的な視点から言語化できた、という感じなんでしょうか?
ええ。やってみたら言語化できた、という感じなのかなと思います(笑)
駆け出しあるある!? 最初は〇〇で苦労しました…
僕自身、当初からお仕事を依頼させていただいて、順風満帆のように感じているんですが、大変だったことはありますか?
そうですね…。
今までは普通の会社員をしていて、営業職だったのでお客様とのやりとりはやっていたんですが、フリーランスになると全部自分でやらないといけないじゃないですか。商品作成から価格設定だったり、どうやってサービスを提供するのか、どのくらい工数がかかるのか、修正はどう対応していくのか…。
営業時代にお客様との認識のすり合わせは大事にしていましたが、全てのものさしを自分で決めていかなければならないので、それが最初は大変でしたね。
ええ、分かります。
そもそも最初は「自分自身が依頼を受けるスキル」が未熟だということに加えて、お客様側にも「仕事を依頼するスキル」があるなと感じたんです。仮に「依頼を受けるスキル」と「依頼するスキル」が低い者同士でやりとりをすると、確認事項や依頼内容のすり合わせに苦労することはありましたね。
デザイン業は、お客様の頭の中にあるイメージをデザイナーが汲み取って代わりに形にする仕事だと思っているんですが、そもそもお客様の持つイメージが曖昧だったり、必要な情報をなあなあにしたまま進めてしまうと、お互いが苦しい状況に陥ってしまうんですよね(笑)
業務量を定位化したり整理したり、案件の明文化をしていかないと、双方不幸になりますもんね(笑)
そうなんです!
デザインの領域って、依頼する側が慣れていないと「どう頼めばいいんだ⁉︎」と悩むし、依頼を受ける側も慣れていないと、「こういうものを作りたいのではなかろうか⁉︎」となんとか意図を汲み取って、苦心しながら提案しないといけないんですよね。
そこらへんの擦り合わせが最初にできていないと、話が二転三転してしまったり、完成間近で大幅な修正が入ったりします。なので依頼をこなしていくうちに「これは最初に決めておくべき項目だな」「修正に関しては○回まで料金内に含めようかな」などとどんどん磨いていったという感覚があります。
特にデザインは相手の性格によりますし、お客さんが決断する時にこちら側に後押ししてほしい場合もあるじゃないですか(笑)
だから期待値調整というか、仕事を受けるタイミングである程度話をしておくことが大事ですよね。
ええ。双方がどこを目指すのかをしっかり最初に決めておかないといけないですよね。
今ではそういうことも乗り越えられたんですね。
板垣さんには僕の妹の案件も紹介させていただきましたが、学会でも発表してましたし、対応に満足したと言ってました^^
板垣さんを僕のお客さんに紹介しても恥ずかしくないなといつも思っています^^
ありがとうございます…!
嬉しいです^^
イラストレーターが今後目指していくビジョンとは?
今後目指していきたいところを教えていただけますか?
はい。今後のビジョンは2点あります。
まず1つ目は、イラストを描くだけではなくて教えることに力を入れていきたいです!
今年に入ってからイラストの描き方を教える講座を少しずつ始めていて、「イラストで誰かの役に立ちたい」「イラストを仕事にしていきたい」という方のために継続して教えています。
その中で自分自身もすごく得るものがあると感じているんです。生徒さんの着眼点に気づきをもらったり、教えた内容が成果に繋がったりするとすごくやりがいを感じるんです。なので今後も継続して続けていきたいと思っています^^
なるほど。教える仕事はどんな風に進めているんですか??
そうですね。
内容としては、イラスト技術の向上はもちろん、基礎的なマーケティングの内容やライティングのやり方など、幅広い内容を扱っています。生徒さんも私自身も楽しみながら進めていけるように心がけて実施していますね。
現在サポートしている方で「イラストを描くのは好きだけど仕事にする方法が分からない!」というところからスタートして、4ヶ月目でファーストキャッシュを手にすることができた生徒さんもいるんですよ!
その時は私も自分のことのように嬉しかったですね^^
立場としては、私が教える立場にありますが、「教える」と「伝わる」も違うよなぁと感じます。教えた結果、生徒さんができる・できないというのはまた違うじゃないですか。
でも、私が教えたことを生徒さんが吸収して成果を上げられた、というのは、私自身もすごく達成感がありますね。「やっていて良かったなぁ」と安心する気持ちもあります^^
そのサイクルをもっともっと回していきたいなぁと思っています!
すごくよく分かります。「知っている」と「できる」の差は大きいですもんね^^
僕も教える場面があるので、まさしく同じように感じます。
では2点目はなんでしょうか?
2つ目は、グラフィック表現でクライアントの思いを具体化する方法を突き詰めていこうと思っています。
デザインというものは、誰かの心の中にあるものを形にすることだと考えています。そして、その形にしたものを届けたい先があるわけです。
クライアントさんがいて、クライアントさんのお客様がいるので、そのお客様までしっかりメッセージが届く表現を大切にしていきたいです。
クライアントが求める「お客様にどう見られたいか」というところにデザインがちゃんとアプローチするということですね。
40代向けのデザインを作っても、実際の顧客層が20代だったら意味ないですもんね(笑)
それなら20代向けにデザインしていかないと、刺さらないし、全く違う顧客層が来てしまいますもんね。
まさしくそうです!
「思い」と「デザイン」がマッチしたものをもっともっと作っていけるように、スキルを磨いて勉強しながら挑戦していきたいなと思っています!
本当に仕事を通じて成長されているなぁと感じています^^
そんな風に言ってもらえて恐縮です…!
ありがとうございます^^
今回は板垣さんと対談させていただきましたが、デザインスキルもさることながら、コミュニケーションスキルがすごく高い方だなぁと思っているので、どこに行ってもご活躍されるんじゃないかなと思っています^^
本日はありがとうございました!
こちらこそありがとうございました!
最後に
今回は、オウンドメディア集客部のdaiさんと、「イラストレーターが独立に至ったきっかけと今後のビジョン」というテーマで対談させていただきました。
daiさんとは2年ほどお仕事でご一緒させていただいておりました。非常に努力家で、クライアントさんに寄り添ってWEB集客の支援をされているという印象がありました。
そんなdaiさんとこうして対談させていただけて、とても有意義な時間を過ごすことができました!
daiさん、対談していただきありがとうございました^^
今後もいいご報告ができるように邁進していきたいと思います〜!